青いドクロのマークが、ボトルにデザインされているのが印象的なインフィニクス「VOODOORIDE(ブードゥーライド) SILQ(シルク)」。この「VOODOORIDE SILQ」を使うと、ボディの下地処理とポリマーコーティングが同時に出来ると言われている商品です。
「VOODOORIDE SILQ」1本で、車のボディコーティング前の下地処理(水染み・ウォータースポット落とし)が出来て、さらに、ポリマーコーティングも同時に出来るので、車を綺麗にする作業時間を短縮出来るのもメリットと言えそうです。
また、「VOODOORIDE SILQ」を施工する事で、車のボディに付いた洗車キズの傷隠蔽効果もあるようなので、洗車好きな方だけでは無く、洗車が面倒だと思っている方にこそオススメ出来る商品と言えそうです。
そこで、本当に「VOODOORIDE(ブードゥーライド) SILQ(シルク)」を車のボディに施工したら、キズや水染み・イオンデポジットなどが消えるのか、また、どれ位光沢や艶が出てくるのか実際に試してみたレビューです。
「VOODOORIDE(ブードゥーライド) SILQ(シルク)」の特徴や使い方
ボディーはもちろん、ホイールやガラス、樹脂製レンズ/スクリーンなどにも使用することが可能です。
内容量:473ml
VOODOORIDE SILQの特徴や効果
ワックスがけをする要領で「VOODOORIDE SILQ」を施工するだけで、下地処理作業と同時にボディに均一なポリマー被膜を形成します。1回の施工で、車のボディ表面の汚れの除去効果・ポリッシュ効果・ポリマーコーティング効果を発揮します。
下地処理効果で「VOODOORIDE SILQ」を使う度に、付着した汚れと共に古くなった被膜を除去してくれます。ワックスがけ程度の簡単な作業をする度に、常に古く用をなさなくなったコーティングが除去され、綺麗で効果十分な新しいコーティングだけを愛車に残すことができるのです。
「VOODOORIDE SILQ」は犠牲被膜という考えの元、様々なダメージを吸収した古いコーティング被膜を落とし、新しく犠牲被膜を作ると言う考え方のコーティング剤です。
VOODOORIDE SILQを使用出来る場所等
- 車のボディ
- 窓(撥水をお好みの場合は専用剤をご使用ください。)
- ホイール(アルマイト処理面や形状の複雑なホイールにはご使用にならないでください。)
- モール・バンパー(凸凹状のザラついた表面の無塗装樹脂やゴム部分には使えません。)
- ヘッドライト・レンズ
- エンジンルーム
- 内装・インテリア
ウレタン塗装面、アクリル塗装面、クロームメッキ処理面、コーティング処理面、アクリル・ポリカボネイト・ABSなどのプラスチック製品(※1)、ガラス(外面)、カーボン製品(※2)
※1 ザラついた表面や成型された表面に使用すると、本剤の成分が白く残ります。
※2 クリアコーティングされていないドライカーボン製品には使用できません。
※マット処理面や無塗装樹脂などの凸凹面には使えません。
※アルマイト処理面にはご使用いただけません。
使用方法
- STEP1水洗い使用前に車全体を水で流し、軽く砂や泥を洗い流します。
中性のカーシャンプーや同社のカーシャンプー「VOODOORIDE JUJU」でシャンプー洗車をオススメします。
- STEP2ボディの水滴を拭き上げる車が濡れた状態でも作業は可能ですが、特に屋外作業で風のある日は、濡れたボディに砂や埃が付着すると作業時の磨き傷の原因となります。
その場合には、ボディの水滴を拭き上げてから作業を行うようにした方がいいです。
- STEP3塗り込み使用前にボトルをよく振って、半乾き程度の清潔なクロスに本剤を適量取り、ボディに塗り込みます。水滴跡や雨シミなど、気になる箇所は念入りに磨きます。
その際、厚塗りにならないよう、十分に伸ばしてください。
※1 直径15mmで約3gが適量。ミニバン1台の施工時の目安は、約30gです。
※2 施工時は力を入れすぎないようにご注意ください。磨き傷の原因となります。水滴跡などが取れにくい場合は、新たに本剤を取り出して磨いてください。
※3 施工中に乾き、伸びが悪いと感じた際は、施工に使用するクロスを少し多めに湿らせてください。 - STEP4拭き取り施工作業はパネルごとに行い、本剤を塗り込んだ後は乾燥を待たず、乾いた柔らかいマイクロファイバークロスで拭き取ります。
「VOODOORIDE SILQ」を車に施工してみたレビュー
マイクロファイバークロスに取り出してみる
「VOODOORIDE SILQ」のボトルキャップを外すと、ボトル一杯に白い液剤が入っていました。ここまで、ボトル満杯に入っているのはあまり見た事が無いです。
「VOODOORIDE SILQ」の液剤は、半練りワックスのような柔らかい状態で粘り気がありそうでしたが、実際に触ってみたら伸びがいいので、沢山取り出さずに少し取り出して薄く伸ばしていくように施工したら良さそうです。
ボンネットに塗り込んでみる
「VOODOORIDE SILQ」の使用方法の部分にも記載してある通り、濡れたボディ状態でも施工する事が出来ますが、今回はしっかりと拭き上げてから施行してみます。
「VOODOORIDE SILQ」を塗り広げるマイクロファイバークロスは、一度濡らしてから固く絞った状態で、適度に取り出した液剤を薄く塗り広げていきます。ボンネットに薄く塗り広げた後、乾燥する前に別の乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げます。
拭き上げ自体は力も必要無く、簡単に拭き上げられます。見る角度を変えると拭き残した部分も分かるので、その部分だけはしっかりと拭き上げれば、施工後にムラなどが残る事は無さそうです。
「VOODOORIDE SILQ」施工後の状態
ボンネット部分にのみ「VOODOORIDE SILQ」を施工してみましたが、しっかりと乾燥したマイクロファイバークロスで拭き上げると、艶や光沢がしっかりと出ているのが分かります。
「VOODOORIDE SILQ」を施工する事で、薄い洗車キズ程度なら目立たなくはなりますが、少し深めのキズはやはり目立たなくする事は出来ませんでした。
施工面に水を掛けてみた状態
「VOODOORIDE SILQ」を施工したボンネット部分に水を掛けてみたら、親水や撥水とは違う疎水(そすい)の状態なのが分かります。撥水後の水玉痕がイオンデポジットの原因になってしまうので、特にボディカラーが黒や濃色の車の場合には、この水の状態が最適と言えます。
ただ、雨が降った場合は、弱撥水のような状態になるのが想像出来ます。
「VOODOORIDE SILQ」の下地処理効果を確認してみる
ボンネットやルーフに出来ている水染み・イオンデポジットの後は、「VOODOORIDE SILQ」を使って処理してみましたが、正直薄くなったり除去出来ているようでは無さそうです。
新車購入後7カ月程の状態の車で、コーティングなども色々施工しており程度としてはそこまで放置し過ぎている訳ではありませんが、今回の施工に関しては、ルーフ・ボンネット部分の水染み・イオンデポジットには効果がありませんでした。
ただし、その部分以外の汚れなどに関しては、今までのケミカル剤以上の効果がみられました。
まず、ヘッドライト上部の写真のような汚れ。水アカシャンプーなどを使用しても、この部分の汚れは綺麗になりませんでしたが、「VOODOORIDE SILQ」を使うとこの部分が綺麗になりました。
写真を見て貰えば一発で分かりますが、このように綺麗サッパリと除去出来ました。この水染みのような汚れが非常に気になっていましたが、ここまで綺麗になれば非常に満足です。
写真は、洗車直後の水滴跡が乾燥してしまった物です。一度こうなると、マイクロファイバークロスで拭き上げてもこの痕は消えませんが、「VOODOORIDE SILQ」で磨くとこの痕は消えて無くなりました。
写真は、バンパーに2週間以上前に出来ていた水染みの痕です。
このバンパーに出来た水染みの痕は、「VOODOORIDE SILQ」で磨いてみましたが、完全に除去する事は出来ませんでした。多少その痕が薄くなったように感じましたが、完全に除去出来たとは言えません。
水染みが出来て間もない状態なら、「VOODOORIDE SILQ」で除去する事が出来るかもしれませんが、日が経った水染み・イオンデポジットなどは、やはり酸性のケミカル品で除去するしかなさそうです。
施工後のボディの艶・光沢具合
「VOODOORIDE SILQ」を車全体に施工した状態です。しっかりと拭き上げをする事で、簡易コーティング剤と同等の艶・光沢等がしっかり出ているのが分かります。
車のボンネットに、空の風景が映り込んでいる事が分かると思います。
施工時の注意点
「VOODOORIDE SILQ」を塗り広げていくマイクロファイバークロスは1枚でいいのですが、拭き上げ用は複数枚用意しておいた方がいいです。拭き上げをする事で、マイクロファイバークロスが黒く汚れていきます。汚れた状態で拭き上げるよりは、綺麗な物で拭き上げた方がいいです。
また、ワックスを拭き上げるのと同様に、「VOODOORIDE SILQ」を施工した面を拭き上げると白い粉が出てくるので、その点からも複数枚マイクロファイバークロスは用意した方がいいです。
特に施工して塗り広げていくさい、すぐに乾いてくるわけではありませんが、夏場で施工面が熱い場合にはその乾きが早くなるので注意が必要です。
特に夏場に施工する場合は、気温が涼しい朝や夕方、もしくは、曇り時等に施工するようにした方がいいです。
まとめ
ボディーはもちろん、ホイールやガラス、樹脂製レンズ/スクリーンなどにも使用することが可能です。
内容量:473ml
「VOODOORIDE SILQ」を使うと、ボディの下地処理とポリマーコーティングが同時に出来ると言われている商品で、実際に車に施工してみたら1回の施工で、車のボディ表面の汚れの除去効果・ポリッシュ効果・ポリマーコーティング効果を発揮している事が分かりました。
ボディへ水染み・イオンデポジットが出来て時間が経った物は、流石に簡単に除去は出来ませんでしたが、出来て間もない物は除去する事は出来ました。
ワックスと同様に、施工してから拭き上げる作業が必要になってきますが、その一つの作業で3つの効果が期待出来るので、洗車好きから洗車が面倒な方にもオススメ出来る商品と言えます。
また、施工後は水が疎水の状態になるので、特に車のボディカラーが黒や濃色系にはうってつけと言えます。
最終更新日:2023/02/21
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