車の汚れを落とすためのカーシャンプーは、メーカーから色々な物が販売されていますが、カーメイトから販売されている「本当によく落ちる水アカシャンプー」があります。
ネーミングからして車のボディに付く水垢を落とせるシャンプーと言う事が分かりますが、パッケージ裏面には「水アカ以外も良く落ちる!」との記載があり、その中には「ピッチタール・鳥フン・虫の死骸・融雪剤・古いコーティングやワックス・ウォータースポット」の記載もあります。
車のボディに付いた水垢やコーティング剤が「本当によく落ちる水アカシャンプー」を使ってどれ位落ちるのか実際に試してみました。
結論から先に言うと、水垢やコーティングは綺麗に落ちましたが、ウォータースポットや水染みなどは1回の施工では無くなりませんでした。
カーメイト「本当によく落ちる水アカシャンプー」の使い方等
水垢・ピッチタール・鳥フン・虫の死骸・古いコーティングやワックス・ウォータースポットがよく落ちます
パッケージ裏面の記載事項
「本当によく落ちる水アカシャンプー」のパッケージ裏面には、注意事項や使い方などが記載されています。
特に目立つ赤枠には、「ご使用前にご確認下さい」と目立つように記載されています。
- 本製品はコーティングやワックスの被膜も落とします。
- そのため、ツヤが低下したり、細かいキズが見えるようになることがあります。その場合はコーティングやワックスを塗布して下さい。
- コーティングやワックスをおとしたくない場合は使用しないでください。
用途・種類・成分・液性・内容量
用途 | 自動車ボディ塗装面の水アカ除去 |
種類 | 液体 |
成分 | 両性界面活性剤、多価アルコール、キレート剤、研磨剤 |
液性 | アルカリ性 |
内容量 | 750g |
使用方法
- STEP1車を水洗いボディ全体にまんべんなく水をかけ、砂やホコリ等を落とす。
- STEP2液剤を適量スポンジに取るボトルをよく振り、きれいなスポンジに液を適量取る。
- STEP3液剤を塗り広げるボディに隙間なく均一に塗り広げ、2~3分間放置する。
- ルーフ・トランク・ボンネットの上面から、1パネルごとの作業をおすすめします。
- シミの原因になるので、液を付着させたまま10分間以上放置しない。
- STEP4スポンジで軽くこする
液が乾く前に、水をかけながらボディをスポンジで軽くこする。
- STEP5水で洗い流す
ホース等で強く水をかけ、充分に洗い流す。
※一度で汚れがおちきらなかった場合、STEP2の作業から再度繰り返してください。
- STEP6水分を拭き取る
水分が乾かないうちにボディ表面の水分を拭き取る。
※水分が残るとウォータースポットの原因になるので注意する。
- STEP7保管する
使用後は、必ずキャップを閉めて保管する。
使用していく中で、通常のカーシャンプー使用時と大きく違うのが、STEP4の「水をかけながら、スポンジで軽くこする」部分です。
カーメイト「本当によく落ちる水アカシャンプー」を使用してみたレビュー
車のボディに水垢が付きやすい場所
車のボディ周りで一番水垢が付いて目立つ場所は、やっぱりサイドミラー下のドア部分じゃないでしょうか。写真のようにスジが残って、見苦しい感じになりますよね。
車のボディに付着したゴミや汚れを落とすために、まずは普通のカーシャンプーで洗車
まずは、車のボディに付いているゴミや汚れを落とすために、水洗い後コーティング車にも使えるカーシャンプーで洗車をします。
中性・ノーコンパウンドでワックスを落とすことなく洗浄可能
コーティング車へ使える中性タイプのカーシャンプを使用したので、当然コーティング効果は残っているのでしっかり撥水しています。
シュアラスター「ZERO プレミアム」を施工後1ヵ月半経っていますが、高耐久性をうたっている簡易ガラス系コーティング剤なので、しっかりと撥水しています。
「本当によく落ちる水アカシャンプー」で洗車
「本当によく落ちる水アカシャンプー」の液剤をスポンジに適量とりながら、車のボディに塗っていきますが、多少スポンジに水を染み込ませておいた方が塗り広げやすいです。
通常のカーシャンプーと違って、原液を直接スポンジに取りながら使っていくので、泡立ち自体はあまりないです。
「本当によく落ちる水アカシャンプー」の液剤を塗り広げてから、2~3分間放置する必要があるので夏場など液剤が乾きやすい季節などの施工には注意が必要です。
結構、「本当によく落ちる水アカシャンプー」の液剤を継ぎ足しながらでこの泡立ちなので、車まるごと水垢落としやコーティング・ワックス落としで使用するなら、1本で普通車2~3台分が限界だと感じます。
後、この状態で一度水をかけながら、スポンジで軽くこすっていく事を忘れないように。
水ですすいだ直後の車のボディ状態
水で「本当によく落ちる水アカシャンプー」の泡を洗い流した直後の車のボンネットの状態です。写真をみると分かると思いますが、完全に親水状態になりました。
コーティング剤が塗布されて撥水していた状態から、コーティング剤の塗膜が洗い流されて新車で購入した時の親水状態になりました。まさに、すっぴん状態ですね。
車のボンネット部分は、「本当によく落ちる水アカシャンプー」で洗っていますが、なるべくヘッドライト部分などには液剤が付かないようにしていたので、コーティング剤の塗膜が残り撥水しているのが分かると思います。
親水状態のボディに小さい水滴が付いているのは、イオンデポジットや水染みなどが残っているからなので、「本当によく落ちる水アカシャンプー」1回の施工ではそれらは落としきっていない状態です。
拭き上げてボディをよく見ると、イオンデポジットや水染みの跡ははっきりと残っていました。
「本当によく落ちる水アカシャンプー」を使用する上での注意点
強い力でこすらない
研磨剤が含まれているので、強い力でこすると細かいキズがボディに入ってしまいます。本当に軽くこするだけです。液剤の成分が化学反応して水アカやコーティング・ワックス成分を落とすので、強い力は必要ないです。
シャンプーの洗い流しを通常よりも倍にする
泡切れが悪いと感じるので、通常のカーシャンプーを洗い流す時間よりも倍近い時間を掛けて洗い流した方がいいです。
水を掛けながらスポンジで軽くこする作業は、この液剤がボディの塗装面から少しでも流れていくようにする作業だと思います。
そして、最後にしっかりと液剤を水で洗い流す必要があります。通常のカーシャンプーと同じような洗い流しだと、写真のように翌日に白い跡として残ってしまう事があります。
まとめ
水垢・ピッチタール・鳥フン・虫の死骸・古いコーティングやワックス・ウォータースポットがよく落ちます
車のボディに付いた水垢やコーティング剤が「本当によく落ちる水アカシャンプー」を使って、どれ位落ちるのか実際に試してみました。水垢やコーティングは綺麗に落ちましたが、ウォータースポットや水染みなどは1回の施工では無くなりませんでした。
注意点として、「力を入れすぎてスポンジをこすらない」「しっかり液剤を洗い流す」を守れば、水アカ落としだけでは無く、コーティング・ワックス施工時の下地作りに活躍しますよ。
関連記事 「カーシャンプー(コーティング・ワックス施工車向け)のおすすめ7選!」
更新日:2022/12/15
コメント