ドライブレコーダーを購入する選択肢として、色々な選択肢の中から候補を決めると思います。その選択肢の中で、極力運転中の視界の邪魔にならない大きさと考えると、「映像確認用の液晶」が無いタイプの物だとドライブレコーダー本体は小さくなります。
そして、「前後2カメラタイプ」で候補を絞っていくと、ユピテルの「DRY-TW9100d」が候補に挙がってきます。そこで、実際にユピテルの前後2カメラ小型ドライブレコーダー「DRY-TW9100d」を自分で取り付けたさいの注意点やレビューです。
ユピテル「DRY-TW9100d」の製品仕様や取付時の注意点
「DRY-TW9100d」の製品仕様
外形寸法 | フロント:幅104mm × 直径35mm リア:幅57mm × 直径30mm | |
記録媒体 | microSDカード(16GB付属) 8~32GB対応(Class10以上) | |
カメラ | 映像素子 | フロント:200万画素カラーCMOS リア:200万画素カラーCMOS(STARVIS技術搭載) |
レンズ画角 | フロント:対角151° リア:対角157° | |
記録解像度 | 1080P HD(1920 × 1080) 720P(1280 × 720) | |
GPS | 有 | |
Gセンサー | 有(センサー感度は、0.1段階で調整可能) | |
記録方式 | 常時録画 イベント記録(Gセンサー記録) ワンタッチ記録(手動録画) | |
駐車監視モード | 別売りオプションを使用して可 | |
音声記録 | ON/OFF可能 | |
フレームレート | 1、15、30コマ/秒 | |
映像ファイル形式 | MOV | |
記録映像再生方法 | PC用 専用ビューアソフト スマートフォン用 専用アプリ Windows標準のWindows Media Player | |
動作温度範囲 | 0℃~+60℃ |
付属品
ユピテルの「DRY-TW9100d」のフロントカメラユニットとリアカメラユニット以外の付属品
- 5Vコンバーター付電源直結コード(約4m)
- リアカメラケーブル(約6m)
- ブラケット×2
- ナット×2
- 両面テープ×2
- microSDカード(16GB)
- 取扱説明書・保証書
リアカメラケーブルは、フロントカメラに接続する5Vコンバーター付電源直結コードと比べて、コード径が太くなっています。電源とリアカメラからのデジタル信号線があるため、その分リカカメラケーブルが太くなっています。
ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」の取付イメージと注意点
取付イメージ
ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」を取り付けるイメージは、上記画像のように取り付けます。
注意点として、リアカメラケーブルの長さが約6mとなっている点です。自分は、コンパクトSUVに属するホンダの「ヴェゼル」に取り付けましたが、上記の様なイメージ(床下配線)でリアケーブルを取りまわそうとすると、約50cm程度長さが足りませんでした。
リアカメラケーブルは、フロントカメラとリアカメラに接続するケーブルなので、縦方向に取り回す長さを省いて、ドア開口部分のウェザーストリップを外し、天井側で配線していくと難なく取付が出来ました。
注意点
ドライブレコーダーへ電源の取り方として、シガーソケットに接続して電源を取る方式のドライブレコーダーが多いです。
しかし、このユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」は、電源直結コードになっているので、車のシガーソケット裏からACC電源と-アースに分岐接続するような接続になります。または、ヒューズボックスから電源取りする方法もあります。
車の電装品関連について若干知識が必要になるので、あまり自信の無い方はカー用品店やカーディーラー、自動車整備工場などに持ち込んで取り付けてもらった方がいいかもしれません。
リアカメラに接続するリアカメラケーブルの接続端子の形状が、L型ではなくI型になっているので、リアカメラの取付部分で配線の取り回しで少し目立ってしまう部分があります。リアケーブルが太いので、無理に曲げるのも難しいです。
ただし、リアカメラケーブルを取りまわすさいに、蛇腹状のゴムホースに通すと配線を隠しながら取り付け出来るのですが、もし、リアケーブルの接続端子の形状がL型だったら、この蛇腹状のゴムホースに通すのは非常に苦労する事になります。
その点、接続端子の形状がI型だったので、そこまで苦労する事無くこの蛇腹状のゴムホース内にリアケーブル配線を通す事が出来ました。その点だけでは、I型だったのが良かったところです。
ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」のレビュー
記録映像動画
ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」の記録映像動画です。
フロントカメラよりも、「STARVIS」に対応したリアカメラの方が夜間は映像が綺麗見えます。
運転時の視界の確保
ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」には、「映像記録確認用の液晶」が付いていないので、フロントカメラがバックミラー後ろに完全に隠れるように設置する事が出来ます。それにより、車運転時の視界を妨げる事が無いです。
そもそも、フロントカメラ本体自体が小さいので、他ドライブレコーダーのような存在感自体も無いのは非常にいい点では。その分、ドライブレコーダーの設定を行うには、専用のスマホアプリで本体とWi-Fi接続しなければならない煩わしさはあるかもしれません。
ドライブレコーダーの設定はスマホアプリで行う
ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW9100d」の設定をするには、スマホアプリにて行う必要があります。本体と直接Wi-Fi接続して行うのですが、一度設定をしてしまえばしょっちゅう設定を触る事が無いので、そこまで面倒と感じる事は無いかもしれません。
スマホでリアルタイム映像確認時の注意点
設定等を行うスマホアプリを起動して、リアルタイム映像の確認が出来ます。ただし、このリアルタイム映像の確認を行っている間は、ドライブレコーダーに映像記録はされていません。
あくまで、「DRY-TW9100d」の取付固定時の映像確認のみに利用するような使い方や事故時の映像確認に利用するような使い方になるでしょう。
駐車監視モード(オプション)を使用
駐車監視オプションの電圧監視機能付電源直結ユニット OP-VMU01 を使用すると、車のエンジンを切っても設定した時間の間、「DRY-TW9100d」が動作してその間の映像を記録してくれます。
設定時間は、0.5/1/2/3/4/6/12時間をディップスイッチを調整して動作時間を決めます。また、バッテリーの残電圧状態によっても、動作状態を変えられるので長時間動作によるバッテリー上がりを防ぐ事が出来ます。
「DRY-TW9100d」自体のGセンサーを最大感度に設定しても、落書き程度の接触ではイベント録画される事が無いので(動作している時は、駐車した周りの映像は常時記録されています)、ショッピングモールやスーパーなどに駐車したさいの、当て逃げ対策として使用するといいです。
耐久性
「DRY-TW9100d」を取り付けてから3ヵ月程度しか経っていませんが、夏の直射日光を受ける青空駐車環境化で、今のところ安定して運転映像記録をしてくれています。
追記2020/01/16 取り付けてから半年経ちましたが、特別問題が発生している事はありません。
PC用ビューワー
上記画像は、雨天時の「DRY-TW9100d」が記録している映像をPCビューワーで確認したところです。
記録映像自体は、1分単位のファイルとして記録されており、ファイル末尾にRが付いているのがリアカメラの映像になっています。
PCビューワーで確認すると、映像記録を地図上に表示し、その時の速度や、衝撃度なども記録されているのが確認出来ます。
対応外容量のmicroSDカード
対応microSDカードの容量は8~32GB迄となっていますが、一応64GBの容量のmicroSDカードも認識させて使用する事が出来ました。
まとめ
ユピテルの「DRY-TW9100d」は、「映像確認用の液晶無」・「前後2カメラタイプ」のドライブレコーダーです。実際にユピテルの前後2カメラ小型ドライブレコーダー「DRY-TW9100d」を自分で取り付けたさいの注意点やレビューを記載しましたが、性能的には非常に満足している製品です。
ドライブレコーダー自体の耐久性については、取り付け後3ヵ月程度しか経っていないので、正確な事は言えませんが半年経ちましたが、一番過酷な夏場の高温状態でも問題無く動作していたので、製品自体の信頼性は高いと考えても問題無さそうです。
更新日:2023/03/25
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