最近では、あおり運転など危険運転が話題になり、その被害に遭った証拠を残す策として車にドライブレコーダーを設置する機会が多くなっています。
もちろん、交通事故に遭ったさいの証拠映像を記録しておくという本来の目的のために、ドライブレコーダーを設置する方も多いはずです。
実際に事故に遭う機会よりも、危険運転に遭遇する機会の方が多いので、そのような行為をしてくる車などの情報を投稿し共有するサイトもある位です。
実際に自分も車にドライブレコーダーを設置していますが、設置する前と後では大きく変わった事があります。
そこで、車にドライブレコーダーを設置する前と後では何が大きく変わったのかについて考えてみました。
車にドライブレコーダーを設置後に変わった事
車運転時の「もしも」の場合への安心感が変わった
自分が交通ルールを守り安全運転をしていても、事故に遭う可能性は十分にあります。そのさいにドライブレコーダーを設置しているかどうかで、自分の立場が大きく変わる可能性があります。
事故を起こした場合に、事故の過失割合がありますが、その事故が起きた瞬間にどちらがどれだけの過失があったかによって割合が変わり、損害の費用負担が変わってきます。
事故が起きたさいに、「自分の信号はまだ青だった」や「黄色信号で交差点に進入した」など、瞬間的な状況での証拠映像があるか無いかで、過失割合が変わってくる事があります。
自分が間違い無く青信号で交差点に進入した証拠映像が残っていると、自分の主張が認められるようになります。
それだけでも、ドライブレコーダーを付けているだけで、事故にあったさいの安心感が変わってきます。
もちろん、ドライブレコーダーに残された映像によっては、自分が交通ルールを守らなかった記録も残ってしまいます。
危険運転などに遭遇したさいの証拠映像を残せる
危険運転や交通ルールを無視した車に、遭遇する機会は多くあります。そのような危険運転などをしてきた行為を記録してあるので、余りにも酷い場合には警察へ証拠映像として提出する事も出来ます。
また、危険運転や交通ルールを無視した運転をする車の情報を、共有サイトへ投稿して他のドライバーへ注意喚起する事も出来ます。
ドライブ時の綺麗な景色を後から楽しむ事が出来る
ドライブレコーダーは、何も事故や危険運転の映像を記録しておくためだけの物ではありません。ドライブを楽しんでいるさいの、各地の景色などを後から楽しむ事も出来ます。
朝日が昇る瞬間や夕日が沈む海岸線、紅葉が綺麗なハイウェイなど日本各地には非常に綺麗な景色を楽しめる道路があります。ドライブ後に、その映像のみをパソコンなどにコピーして、動画編集ソフトを使って思い出アルバムなどにしてもいいかもしれません。
自分の運転記録も残されている
自分の中では、ドライブレコーダーを設置した事により、自分の運転記録が残されている事が非常に安全運転に対して気を遣うようになりました。車間距離に関しては、ドライブレコーダー設置前よりも、ドライブレコーダー設置後の方が意識するようになりました。
一時停止や交差点への進入タイミング(青から黄色に変わったタイミング)など、無理な運転をしないようになった気がします。後からドライブレコーダーの映像を見返した時など、「ひょっとしたら今の運転は、他の車に迷惑だったのでは?」と言う事が無いようになったと思います。
やはり、ドライブレコダーに自分の運転が記録されているので、安全運転に対して意識が相当高くなったように感じます。ドライブレコーダーを設置する事で、自分自身が交通事故を起こさないための予防に大きく貢献しているはずです。
もちろん、貰い事故など予防してもどうしようも無い事故に遭う可能性はあります。それでも、ドライブレコーダーの記録映像で、自分の主張が認められる事の方が大きいでしょう。
自動車保険を利用するさいに有利に働く事も
自動車を駐車中に当て逃げされたさいなど、駐車時録画機能があるドライブレコーダーを使っていると、その当て逃げした犯人の車を特定する事が出来る場合があります。
知らぬ間に当て逃げされ、その犯人が特定出来なければ泣き寝入りするしかありませんが、その当て逃げした犯人の車がドライブレコーダーに録画されていたら、その映像を証拠に警察へ届ける事もでき、当て逃げした犯人へ損害賠償を求める事が出来ます。
自分の車両保険を使用して等級が下がり、自分の負担する年間の自動車保険料が上がって困るという事も無くなります。
まとめ
ドライブレコーダーを車に設置する前と後。何が大きく変わったかと言うと、やはり車の安全運転への意識が大きく変わったと思います。
交通事故や危険運転の記録だけでは無く、自分の運転も記録されている事から、常に自分の運転の仕方に対して意識をするようになりました。
最終更新日:2023/03/28
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