車を洗車する時に、使用される事も多いのが「高圧洗浄機」です。高い水圧で汚れを吹き飛ばすように使え、コイン洗車場にも備わっている設備です。勢いよく水が噴き出し、車のボディを簡単に綺麗にしてくれそうですが、実際にはどうなのか。
実際に、コイン洗車場の高圧洗浄機を使用した水洗いコースで洗車をしてみて、車に付着した汚れの落ち具合などを見てみました。
高圧洗浄機で水洗いする前の車の汚れ具合
フロント部分の汚れ具合
雨が降って汚れたわけでは無く、夜露が付いた状態に夜風で砂埃が舞って、ボディに付着した状態です。2・3日程、同じような事が起き車のボディ上に汚れや砂埃が蓄積したような状態です。
車には簡易コーティング剤(撥水タイプ)が塗布してあるので、ボディには夜露で水玉が出来るような形になるので、その水玉の跡が残るような汚れ方をしています。
ルーフ部分の汚れ具合
ルーフ部分もフロント部分と同様に、平面部分が多く夜露の水滴が残りやすいので、水玉の跡の汚れがハッキリと分かる位汚れています。
サイド部分の汚れ具合
フロント部分やルーフ部分と比べて、夜露の水玉がとどまり難いのでその分汚れ具合はまだ軽い方ですが、それでもハッキリと汚れているのは分かります。
リア部分の汚れ具合
前回洗車してから1週間も経っていないのですが、これだけ車のボディが汚れていたら洗車せずにはいられません。コイン洗車場の高圧洗浄機の水洗いだけで、ボディの汚れが洗い流せるのか試してみます。
高圧洗浄機で水洗いして汚れを落としてみる
水洗いの順番
まずは、高圧洗浄機の水圧を利用して、ボディに付着した汚れがどれだけ落ちているのか試してみます。高圧洗浄機の使用時間は4分間。
まずは、足回りや車体下側を高圧洗浄機の水圧で洗い流し、ルーフ、フロント、サイド、リアの順で洗い流し、最後に再度足回りを洗い流して一通りの水洗いは終わりです。
水洗い後の状態を確認
画像を見て貰えば分かると思いますが、水洗い直後でボディに水滴以外の汚れがしっかりと残った状態です。水の流れた跡のような汚れ、高圧洗浄機の水圧を利用して汚れを吹き飛ばしていますが、車のボディには汚れ跡が残っています。
イオンデポジットの跡のようにも見えますが、実際にはボディに付いた汚れ跡です。このように高圧洗浄機の水圧を利用しても、車のボディに付着した汚れは洗い流す事が出来ませんでした。
高圧洗浄機を使う理由は、砂や埃など大きい付着物を吹き飛ばす目的や、熱くなった車のボディーを冷やす目的で使用するのが主目的になるでしょう。もちろん、シャンプーを使用した後の洗い流しにも使えます。
カーシャンプーを使用して汚れを浮かして洗い流す
カーシャンプーを使うと、ボディに付着した汚れを泡で浮き上がらせ、そのカーシャンプの泡と共に汚れを洗い流す事が出来ます。車のボディには、シュアラスターの簡易コーティング剤(撥水タイプ)「ゼロプレミアム」を塗布してあります。
折角、カーコーティング剤を施工しているので、その影響を与えない中性タイプのカーシャンプを使用して、シャンプー洗車をしました。今回使用したカーシャンプーは、シュアラスターのカーシャンプー1000で、コンパウンドが入っていないので非常に扱い易いカーシャンプーです。
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シャンプー洗車後、拭き上げ作業をした状態
シャンプー洗車後、マイクロファイバークロス等でボディを拭き上げた後の状態です。ちなみに、粗方の水滴は吸水性に優れたクロス「シルクドライヤー」で拭き上げました。
本当に直ぐにボディの水滴を簡単に拭き上げられるので、非常に便利な吸水性の高いクロスです。
シャンプー洗車後のルーフ部分の状態です。やはり、高圧洗浄機の水洗いのみの時と違って、カーシャンプーをするとしっかりと汚れが洗い流されて綺麗な状態になっています。
シャンプー洗車後のボディサイド部分の状態です。やはり、高圧洗浄機の水洗いのみの時と違って、汚れ跡が綺麗に洗い流されています。カーシャンプを使ってシャンプー洗車をすると、シャンプーの泡が汚れを包み込み、ボディに汚れを再付着させる事なく洗い流してくれる事が分かります。
もちろん、シャンプー洗車をするさいにはスポンジやムートンなどでボディを擦るのでは無く、撫でるように洗う事で無駄なキズを防げます。
まとめ:高圧洗浄だけでは車の汚れは落とせない。シャンプー洗車は必須
いくらカーコーティング剤を車のボディに塗布していても、高圧洗浄機を使用した水洗いだけでは、車のボディに付着した汚れを洗い流して綺麗にする事は難しいです。
やはり、車のボディを綺麗にするにはカーシャンプを使用したシャンプー洗車は必須でしょう。
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最終更新日:2023/03/28
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