雨の日に車を運転していると、フロントガラスなどに「ガラス撥水剤」が塗布してあると、ガラスについた水滴が大きな水玉になり、走行中の風圧で吹き飛んでいく様を見ていると気持ちがよく、さらに視界も良くなるので「ガラス撥水剤」は手放せません。
対向車線を走行している車が水たまりを走行し、こちらの方にその大量の水をはねとばしてきたさいに、フロントガラスに「ガラス撥水剤」が塗布されているかで、視界の開け方が全く違ってくるので安全運転にもつながります。
しかし、ガラス撥水剤を適当に施工していると本来の効果を発揮するどころか、逆にムラが出たりガラス面がギラついたりすることがあります。
そこで、車のガラス面にガラス撥水剤を失敗なく塗布する方法を解説します。
車にガラス撥水剤を失敗しないように塗布する方法
車のガラスを綺麗に掃除してから施工する
当然の事ですが、ガラス撥水剤を施工する前に、車のガラスを綺麗にすることが大事です。特に、ガラスが濡れた状態で、ガラス撥水剤を塗布するとムラが出来たり、ガラス撥水剤本来の効果が出ない原因になります。
車のガラス面を掃除をしたら、しっかり拭き上げて乾燥させるようにします。施工していた同一のガラス撥水剤を、再度、施工する場合にはガラス表面の汚れが取れていれば、ガラス撥水剤は十分に効果を発揮してくれます。
しかし、別のガラス撥水剤(同メーカーの撥水剤で別タイプの物でも)を施工する場合には、一度、「キイロビン」などを使用してガラス面に塗布してある撥水剤を落としてから施工し直した方がいいです。
なぜなら、ガラス撥水剤に含まれている成分が同じでは無いため、しっかりとガラス面にガラス撥水剤を定着しない事があります。そのため、施工後の耐久性に問題が出てくる事があります。
車のガラス面が熱い状態で施工しない
夏場などに、車のガラス面が熱くなっている状態でガラス撥水剤を施工すると、塗布した直後に乾いてしまいガラス面への定着が悪くなったり、塗りムラになってしまうことがあります。
特に夏場などは、少しでも涼しい朝方や夕方になってから、ガラス撥水剤を施工するようにしたらいいです。
ムラが出ないように何度もガラス面に塗布する
ガラス撥水剤を施工する場合に一番多いのが、施工ムラを出してしまう事です。ガラス面に撥水剤を塗るときは、塗り痕に隙間が出ないように丁寧に塗るようにしましょう。
ガラス撥水剤の施工面に隙間が出来てしまうと、ギラツキが出てしまったりします。
フロントガラス面などは、全体の半分(運転席側と助手席側)毎にガラス撥水剤を縦に塗って、再度ムラが出ないように横に今度は塗っていきます。そして、最後縦に塗っていくと塗りムラが出ないように施工出来ます。
施工したガラス撥水剤をしっかり乾燥させる
車のガラス面にガラス撥水剤を塗布した後、しっかりと乾燥させる必要があります。ガラス撥水剤に表記されている乾燥時間を守るようにします。
ガラス撥水剤を塗布したガラス面全体が、薄っすらと白くなるまでじっくり乾燥するのを待ちます。
ここで、ガラス撥水剤の塗りムラがあると、ガラス面に白くならない部分が出来るので、塗りムラがある部分は、再度、ガラス撥水剤を塗布して乾燥させるようにします。
固く絞ったタオルやウエスで拭き上げていく
一度、タオルやウエスを濡らした後、固く絞った状態で拭き上げていきます。乾燥した布で拭き上げるように書いてあるガラス撥水剤もありますが、一度濡らして固く絞ったタオルやウエスで拭いた方が綺麗に仕上がります。
ガラス撥水剤を拭き上げたら、車内側から拭きムラがないか確認しながら作業していきます。もし、ガラス撥水剤の塗り方にムラがあった場合には、もう一度ガラス撥水剤をガラス面全体に塗布し直して乾燥させ、再び拭き上げます。
最後、乾燥したタオルやウエスで仕上げ拭きをしたら、失敗なく仕上がるはずです。
一般的なガラス撥水剤は、乾燥させてから拭き上げの工程がありますが、これが面倒な方は拭き上げ不要のガラス撥水剤もあります。
まとめ
車のガラス面にガラス撥水剤が施工してあると、視界も良くなるので「ガラス撥水剤」は手放せません。しかし、ガラス撥水剤を適当に施工していると本来の効果を発揮するどころか、逆にムラが出たりガラス面がギラついたりする事があります。
そこで、今回は車のガラス面にガラス撥水剤を失敗なく塗布する方法を解説しました。ガラス面の水玉がコロコロ転がっていく様を見ていると本当に気持ちが良く、いつまでも見ていられる位ですね。
更新日:2024/02/29
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